エスケープ
住宅の構成と細部を読み取り、映像的な脱出の経路をつくる。
既存住宅のデジタル復元を、架空の脱出劇の舞台へ展開する。
Pirinen Salo Oy ArchitectsのDog and Doctors Houseを対象に、Sebastian MisiurekのImmersive Architecture through Virtual Realityで制作。住宅を復元・視覚化し、到着から脱出までの物語を構成した。掲載作品はモデリングと物語表現であり、住宅の原設計はPirinen Saloによる。
- 制作環境
- Pratt Institute · ARCH-581A-03
- 学期
- 2023年秋学期
- 指導教員
- Sebastian Misiurek
- 原設計
- Pirinen Salo Oy Architects
- 掲載内容
- デジタル復元、パース、物語表現
細部から住宅を理解する
林の中の外観で急勾配の屋根と樹木の関係を示し、室内では居間、食堂、ストーブ、寝室、鏡、はしごへ視点を移す。建物を一枚の代表画像で示すだけでなく、移動の順序として捉えた。
カメラ位置、素材、光を調整し、接写で質感を、広い画角で経路と境界を検討した。共通のデジタルモデルを使うことで、異なる視点を同じ建築空間の中で比較できる。
空間を手掛かりとして読む
物語では、嵐を避けて住宅に入った旅人が閉じ込められる。点滅する照明とテレビに導かれ、暖炉で見つけた鍵で出口を開き、はしごを使って屋根へ向かう。
映画を参照し、枠の中の枠、霞、光の変化、室内を貫く視線を検討した。部屋は次の経路を隠し、光は注意を導く。住宅の既存の細部に物語上の役割を与え、没入型の体験を構成した。掲載画像はそのために制作した環境の静止画である。
モデリング、空間表現、物語研究:Siyue You。2023年秋、Sebastian MisiurekのImmersive Architecture through Virtual Realityで制作。Dog and Doctors Houseの原設計はPirinen Salo Oy Architects。研究作品から選んだ画像を掲載。
